2017年版ITトレンド10大予測!~ITによる次世代企業~
旧年は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も倍旧のご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2017年版ITトレンド10大予測が、業界最大手IT調査機関であるガートナー・シンポジウム IT エキスポ(Gartner Symposium/ITxpo)から発表されました。
ガートナーが予測する「2017年度における米国のITトレンド」のうち2つを挙げますと、
・2020年には、IoTによりデータセンターのストレージの需要がおよそ3%近く増加する。
・2022年には、IoTによりコンシューマと企業のメンテナンス、サービス、消耗品の費用$1兆年の削減。
とあり、やはり「IoT」の活躍からは目を離せないようです。IoTは、「コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと」ですので、こうした情報管理システムの顕著な伸びには今後のIT業界、延いてはそのIT関連機器を使用している企業フィールドにおいては、これまでになかったような絶大的な革新が見込めそうです。
ホテル業界に視座を移しますと、最新のカプセルホテル事情に「女性専用エリア」「JR参入」等といった見出しが増えてきています。そもそも最近のカプセルホテルの環境整備では「女性専用スペース」を設けるケースや、格安に移動できる交通手段も増えており、このような充実した環境設定によって、訪日外国人客の激増や、国内外を問わず若い女性の需要も増加しているようです。昨年12月22日に開業した「グランパーク・イン横浜」は衝撃的で、パウダールーム、「Library&Spa」図書館のような落ち着きのあるキャビンの設置等に加え、セキュリティの高い管理システムを備えた次世代カプセルホテルとして騒がれています。
デジタルの時代では、従来からの協業先(Friend)はもちろん、時には競合関係(Enemy)の会社とも連携をとり、FENEMYという造語をつくり必要性を説いていました。今後はホテル業界をはじめ、互いに競合し生存競争を続けていた複数の企業も、IoT等の真価を発揮させた次世代経営によって新たな革新を迎えるかも知れませんね。